深遠なるニッパーの世界

これは慶應ロ技研 Advent Calendar 2016 23日目の記事です。

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挨拶

こんにちは。「冬はつとめて」とは言いますが、こう寒い朝が続くと起きるのがどんどん遅くなってしまうimhotep310です。昔の人は偉いですね。ブログどころかTwitterもやってない身としては慣れないブログ投稿にビクビクしています。果たして私は正しく投稿できるのでしょうか!?

ところで、私はただいま飛行ロボコンに向けて勉強をしている最中なのですが、残念ながら皆さんへ偉そうに飛行機の知識を語れるほどのレベルにはありません。まあその辺は今後に期待していただくとして…ここでは僕の趣味であるプラモデル製作を生かしてニッパーに関する記事を書くことにしましょう。


ニッパーとは何ぞや

怪しいタイトルに釣られてくれた人がどれだけいるのでしょうか。さて、ニッパーといえば皆さんご存知ですね。Wikipediaには「主として配線コードを切断する道具」と書かれていますが、ロ技研の中では配線の他にも金属線やプラパーツを決断するのに用いられているようです。

ニッパーは1800年代初頭、産業革命真っただ中にあったイギリスで、ある庭師フランク・A・ニッパーによって花の茎を切る道具として発明されたのが起源とされています。嘘です。歴史を調べたのですが見つかりませんでした。誰か知ってたら教えてください。そもそもこの道具は英語でCutting Plierというくらいですからこの話が大嘘だということはバレバレですね。

ニッパーなんてどれも同じという声が聞こえてきそうですが、たかがニッパー、されどニッパーという言葉があるようにこれがなかなか奥深いのです。


ニッパーと一口に言えども

ニッパーは残念ながら万能!といえるものはなく、用途によってさまざまな種類があります。

さて、ここで私が用意したニッパーを見てみましょう。

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同じに見えますか?大きさが違う?色が違う?画像がぼけててわかんねえよ?そう、iPhoneならね。左から順に大きく撮ってみました。

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1.まずは部室にあった大きなニッパーです。文字通りグリップ部が大きいことと刃(合わせ目の部分ですね)が斜めになっていることから大型電工ニッパーといえます。刃が斜めになることで金属線などに対する切れ味を上げ、大型化によって太いものに対応できます。

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2.これも部室にあったニッパーですね。先ほどのより小さく、刃は直線です。型番を検索しても出なかったのですが、おそらくミネシマのハードマイクロニッパーの旧型ではないかと思われます。要は金属線(これはピアノ線もいけそうですね)を切る手ごろな大きさのニッパーってことです。さびも少なく、刃のガタ(後述)も少ないですね。

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3.飽きてきましたか?頑張りましょう。これは私物のタミヤ精密ニッパーです。もう8年は使っています。前のと違いが分からないと言いたそうですね。確かに同じに見えますが、こちらのほうが刃が薄く作られています。これは薄刃ニッパーといわれるものの一種で刃を薄くすることで極端に切れ味を上げ、プラスチックを綺麗に切ることができます。半面金属に対しては…?

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4.さあ、最後はこれ!ゴッドハンドのアルティメットニッパーです!これは薄刃ニッパーの最高峰と呼ばれるものでとんでもなく切れ味が良いプラスチック用ニッパーです。このニッパーは刃が片方にしかついていない片刃ニッパーと呼ばれる珍しいもので、包丁とまな板の要領でプラを切断します。詳細は省略しますので、知りたい人はググってください。

なんかこれだけさびもなく綺麗だとお気づきの方は鋭いですね。実は3日前に買ったばかりです(笑)。前から欲しいとは思ってたんですが取材を建前に買ってしまいました。Advent Calendar万歳!


 

ニッパー一長一短

さてさて、それぞれのニッパーの見た目が違うのはわかっていただけたと思いますが、切れ方はどのように違うのでしょうか。百聞は一見に如かずということで見ていただきましょう。プラモデルのランナー(パーツがついてる枠)をそれぞれ切ってみました。

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ずいぶん違いますね。特に金属用である1と2は力がかかりすぎてランナーがゆがみ斜めになっています。3と4はまっすぐ切れていますが、特に4はすごいですね。切断面に余計な力がかからなかったおかげでプラの白化が起きていません。買ってよかったなあ~(ステマ)。

薄刃ニッパーは刃の面がまっすぐになっていることでパーツに押し当てすことができ、パーツに残る跡を小さくできます。

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ロ技研でもたまにタミヤの工作キットを使うようですが、今年のF^3RCではプラ歯車にランナー跡が大きく残っていたせいで回すと音が鳴ってしまいました。うるさいのでわざわざバラして切り直しです。めんどくさかったです。まあこのおかげ(?)で記事のネタができたのでいっか。

じゃあ金属用ニッパーなんていらなくね?切れ味がいいんなら薄刃さえあればいいじゃん、と言いたくなりますが中々そうはいかないのです。

薄刃ニッパーはプラスチックに特化させたものなので金属に対して刃が薄すぎます。無理やり金属線を切ると…?

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このように刃がかけてしまうのです(泣)。これが刃のガタというやつでして、薄刃ニッパーは万能ではない理由です。ちなみにこれは3番のニッパーで、小学校6年のときにやらかしました。


じゃあどうしろと

解決策を考えましょう。金属線は今ある電工ニッパーでいいとして、薄刃のないロ技研ではどのようにプラパーツを切り出すべきか。ここで私が提案するのは二度切りといわれる方法です。

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プラモデル製作では結構有名な方法で、ランナーを残して一度切り、パーツに刃を押し当ててから再度切るという手順を踏みます。パーツにかかる余計な負荷を減らすことができ、幾分かは切断面が綺麗になるはずです。しかし斜ニッパーではパーツに刃を押し当てられないので、最低でも刃がまっすぐなものを用いる必要があります。身も蓋もない話ですが、二度目の切断をデザインナイフでの押し切りに変更してしまうのが一番現実的かもしれません。うーん、悔しい!

やはり単純な解決法は、薄刃ニッパーを買うことですね!さあ、会計のO君、予算をくれ!


ニッパー古今東西

余談ですが日本のニッパー界はまだまだこんなものではありません。タミヤやミネシマといった正統派メーカーの他に、最近では前述したアルティメットニッパーを開発した変態新進気鋭メーカー、ゴッドハンドなどもあります。

このメーカーはマスキングテープを切るためのニッパーを開発したりしていますね。うーん、いろいろな意味ですごい!

凄くニッチな業界ですが、開発の方々のおかげでまだまだこの分野は発展していくのでしょう。期待して待っています。まだまだネタは大量にあるのですがそれはまたの機会にいたしましょう。


最後に

さあ、ここまで読んでくれた方が何人いらっしゃるのでしょうか。そんな少数派の皆さん、ありがとうございました!ニッパーニッパーうるせえよと文句を言っている皆さん、私も同感です!もうこんなにニッパー(42回目)とタイプすることはないと思います。いやーよくここまでネタを持たせられたなと自分でも思います。それだけニッパーの世界は深いということです(適当)。

ロ技研においてこのネタでいいのか?と不安でしたが、もやし炒めがOKだったので大丈夫そうですね。あ、syuntoku14君!もやし炒め作ってみたよ!美味しかった!

それでは皆さん、どうか良いニッパーと良い年末を。


補足

この記事において万能ニッパーは存在しないと書きましたが、なんでもオールマイティーに切れるニッパーというものは一応存在します。しかしプラに対して薄刃ほど切れるわけでもないということでこのように書きました。ロ技研のような環境では、このようなオールマイティーニッパーを持っておくべきかもしれませんね…うん、やっぱ薄刃じゃなくてこっち買ったほうがいいかもしれない!O君、予算をくれ!

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