超低価格8ビットマイコン(PIC)について

こんにちは!電装を担当しているhyperonです。今回は、超低価格で入手できるPIC(Peripheral Interface Controler)と呼ばれるマイコンについて紹介したいと思います!

ロボットの制御の根本的な部分を担っているマイコンについてですが、一度に演算可能なデータのビット数によって主に8ビットマイコンと32ビットマイコンに分類されます。前者は安価で低消費電力ですが演算能力やメモリの容量が小さく、主にロジック回路の代用、PWMの発生、ステッピングモーターの制御などに用います。一方後者は高価で消費電力が大きく、演算能力が高いので画像処理等や浮動小数点演算、同期モーターのベクトル制御等に使うことができます。

PICは8ビット(10F/12F/16F/18F)、16ビット(PIC24/dsPIC)、32ビット(PIC32)のものがありますが、今回紹介するのは8ビットの方です。(PICの最大の魅力は安いことなので)

8ビットのPICは10F、12F、16F、18Fがありますが、これらはすべて4クロックで1命令を実行するアーキテクチャとなっています。この中で18Fは他の3つと少し異なる構造になっています。具体的には10F/12F/16Fは35個の命令セットを持つのに対し、18Fは75個の命令セットを持ちます。また電源電圧は10F/12F/16Fは最高5Vで動きますが18Fは最大3.3Vです。また最高クロック周波数も18Fだけ64MHzで動くものが出ています。

PICマイコンにプログラムを書き込むにはPICkitという書き込み機とMPLAB X IDEを用います。まずMPLAB上においてFile->New Projectと進み、型番、コンパイラ(アセンブラ)を選んでProjectを作成します。次にsourceのところをクリックし、File->New FileからFileを作成します。そしてプログラムを書き、PICkitを接続してマイコンに書き込みます。

PICは他のマイコンに比べて低スペックですが値段が非常に安く、1個45円のもの(10F322等)もあり、値段に対するコスパは最高であると思います。

それでは!

コメントを残す